入居を希望する老人ホームに、既に入居されている方の状況は、実はもっとも重要なポイントです。
「入居者の状況」では、入居者の要介護度、年齢、男女比がわかります。
本人の状態よりも重度の入居者が多いのは考えものです。
本人とかけ離れた状態の人が多いとホームでの友達もできにくく、楽しく過ごせるとは言いがたいでしょう。
ただし、要介護4以上なら、介護してもらうだけで精一杯でしょうから、この限りではありません。
「男性が少ない上、高齢なのでほかの入居者との交流はほとんどありません」「入居しているうちに、車椅子利用や介護度の高い入居者が増え、母にとっては場違いのようなところと感じているようで、子供として心苦しい」といった声から、ほかの入居者については、想像以上に重要な点であることがわかるでしょう。
判断基準は、半数以上が本人の要介護度と比べて2レベル以上はなれているならNGラインです。
また、「入居率」も重要です。
開設して間もないホームなら別ですが、2年以上経っているのに入居者が少ないのはなにか問題がある可能性があります。
入居者が獲得できなければ経営も危なくなってくるので絶対に避けたいものです。
判断基準は8割以上の入居率が合格ラインです。
いったん入居者が集まったのに、退去したのかどうかは「前年退去した人の人数と理由」から推し測ることができます。
退去先が「自宅やその他」となっている人が多い場合は、何かホームの運営に問題があると考えたほうがいいでしょう。
判断基準は、退去先が「自宅やその他」の人の割合が入居者の1割以上いるとNGライン。
最後に「居室の状況」で居室の広さをチェック。
1人部屋で15㎡前後というのは狭いと感じるかもしれませんが、要介護の人を対象にしたホームの場合、居室で介護が行われますから、自立型(30~80㎡ある場合が多い)ほどの広さは必要ありません。
国の指導指針による基準では、13㎡(社員寮などを改築したホームの場合は6畳=9.9㎡でも良いとされています)あれば安心ラインです。
なお、老人ホームのことならみんなの介護というサイトで検索できますので、一度アクセスしてみて下さいね。